長浜市議会において、令和2年度一般会計予算案が審議される中、様々な議案や施策が提案されている。
まず、令和2年度の一般会計予算は前年度比2.3%増の537億円で、合併以降最大の規模とされている。
市長の藤井勇治氏は、市民一人ひとりの暮らし向上を目指し、特に子育て支援や地域活性化を重要視。また、新型コロナウイルス感染症対応に関しても温かい市民の声を受け止め、迅速な支援策を講じることを表明した。
新型コロナウイルスの影響に対する対応策として、放課後児童クラブや学校給食の取り組みを推進。特に、学校給食については全小学生を対象に無償化を進めており、市民からも高い評価を得ている。
さらに、地域づくりにおいては、長浜市では地域資源の活用に加え、シビックプライドの醸成が求められており、自らも地域に関わる仕掛けを作ることが強調される。
また、医療面では、長浜赤十字病院と市立長浜病院が一体的に地域の医療力を強化する取り組みが言及され、将来的な医療体制の充実が期待される。
長浜市では、併せて森林・林業・木材産業の支援も進め、循環型社会に向けた取り組みが進行中。また、安定ヨウ素剤の事前配布についても、原子力発電所のリスク管理として重要視され、具体的な計画が検討されている。