令和4年1月28日、長浜市議会の臨時会が開かれた。
市長の藤井勇治氏は、新型コロナウイルス感染症に関連する施策を中心に議案を説明した。
現在、第6波の影響で感染者が急増しており、市民に感染対策の徹底を呼びかけた。特に、過去最多の104人が確認されたことを挙げ、医療従事者への感謝も忘れなかった。
また、藤井市長は、国のワクチン接種のスケジュール変更を受け、本市でも早急に対応したと報告した。65歳以上の高齢者への接種が6か月後に前倒しされたため、速やかに接種体制を整えたという。今後は、64歳以下への接種を進める予定である。
さらには、子ども向けワクチン接種の準備が整ったと伝えた。
この会議では、季節にあわせた感染症対策や、経済再生に向けた総額12億6000万円の補正予算も提案された。補正予算は生活支援を含む幅広い分野にわたる内容となっており、特にデジタル化、農業支援、教育環境の整備に力を入れる方針が示された。
先般、岸田総理との面談で地方都市の厳しい実情を訴えた件に触れた藤井市長は、国との連携強化を図る意向を示した。これにより当地の経済や市民生活の向上を目指す考えである。
議案の審査結果についての報告では、予算常任委員会が提案された各議案を全て承認し、今後の速やかな執行を要請した。議員全員による賛成で議案第1号から第3号に至るまで無事に可決された。
市議会議長の草野豊氏は、審議結果への感謝を述べ、市長が述べた市民生活の安全と経済支援について、議員と協力して進めていくことを期待した。