令和4年9月27日、長浜市議会で正式に定例月議会が開かれた。
本日は、令和4年度長浜市一般会計補正予算など多くの議案が審議され、議員たちが活発に意見を交わした。
特に議案第68号と第99号につき、予算常任委員長の中川リョウ市議の報告が印象的であった。
中川議員は「令和4年度長浜市一般会計補正予算(第6号)」について、全員一致で可決すべきとの意見を表明した。
同議案には、教育支援を目的としたAI型ドリルソフトの導入及び地域医療構想に関する発言が挙げられた。
また、「地域包括ケアシステムに向けた医療機能再編の必要性」を指摘し、医師の連携を強化したいとの考えを述べている。
予算の中で、教育指導経費に関しては、「教員の研修が重要であり、児童生徒の学力向上を図る必要がある」とも言及した。
このように包括的な視点での予算審査が行われた。
さらに、請願第4号に関する討論では、人工透析患者が通院する際の交通手段の確保についても議論がなされ、不採択となった。
賛成派の岩川信子市議は「現在の交通費助成制度に感謝しつつも、更なる支援の必要性がある」と強調した。
一方、反対意見の中で、支援要求が他の患者にもつながる可能性に触れ、福祉サービス全体のバランスについても論及されていた。
また、意見書案第1号、市民の生命・財産を守るための治水事業の促進についても討議された。
産業建設常任委員長の矢守昭男市議は、「最近の豪雨災害を受けて、治水事業の重要性が再確認された」と発言している。
議論の末、この意見書は可決され、国土交通省や滋賀県知事に提出されることが決まった。
最後に、市長の浅見宣義氏は、「災害対策や地域振興に全力を尽くす」と述べ、今後も議会との連携を進めていく意向を示した。
すべての議案において、議員間での意見交換が行われ、昨日までの行政施策の進捗と課題を共有できる機会となった。
議会は、今後も地域の課題解決のために幅広い議論を続けていく意義があるといえる。