令和2年長浜市議会9月定例会では、主に一般会計補正予算と防災対策が議論された。
市長の藤井勇治氏は議案第115号の提案理由を説明し、費用は約1億900万円であることを述べた。特に、新型コロナウイルス感染症の影響下、市民サービスを維持するためのテレワーク環境整備の重要性が強調された。
また、長浜伊香ツインアリーナの旧体育館の床修繕費用も含まれており、ユーザーの安全を確保するために改修工事が必要であることが示された。市民協働部長の江畑仁資氏は「床面損傷の原因は、防水対策が不完全で、工事中に水分が床材に残ったこと」と説明した。
追加提案された意見書案第4号では、防災・減災・国土強靭化策の拡充が求められ、千田貞之産業建設常任委員長は自然災害への対応強化を訴えた。議会では国にこの対策の継続的な実施を要望する声が強まった。
このように、議会では地域の安全を確保するためのさまざまな施策が検討されている。議案は全般について意義ある審議が行われ、結果として承認されたが、その結果責任に対する不安も根強い。市民からは早急な改修と再開を望む声が多く寄せられ、今後の取り組みに期待が寄せられる。