令和5年6月23日、議員による不適切な言動に対する再発防止検証チーム会議が開催された。
この会議では、ハラスメント対応マニュアルの見直しが大きなテーマとなった。中川リョウ座長は提案として、ハラスメント対策委員の構成を見直す必要性を強調し、議長がこの委員会に参加しない方が良いとの意見を述べた。議長が第三者的な立場でいた方が効果的であるという。これに対し、参加議員から異議はなく、構成は「副議長及び議長が指名した3人の議員」となり、女性議員は1名以上を確保することに決定した。
次に、藤井登副座長より、相談時の対応についての改訂提案が発表された。この提案では「原則として二人で対応する」ことは維持しつつ、相談者が一人での対応を希望する場合に関する条件文を削除することを提案した。これについても異議なしとされ、より柔軟な対応が可能な形に修正となった。
さらに、ハラスメント事案に関するフロー図の適正化も議題にあがった。高山亨副座長からは、「必要と判断した場合のみ議会運営委員会へ報告」との表記に見直す必要があるとの指摘があった。この指摘は議員間での合意を得たことにより、次回の修正に向けた準備作業が始まる運びとなった。今後、このフロー図を法的に適切な内容にするため、専門家との相談が求められる見通しである。
また、全体的な議論の中で、大橋延行議員は、専門家による文言整理の必要性を訴えた。次回の会議には専門家を招く予定であり、依頼の準備も進められた。会議の締めくくりには、決議案の採決が27日に行われることが確認され、今後の進捗に期待が寄せられた。
会議は午前10時36分に開会し、午前10時57分に閉会となる。