令和2年9月29日、長浜市議会が開催された。市長提案を受けて、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた補正予算案の審議が行われた。
市長の藤井勇治氏は、議案第113号及び議案第114号の補正予算に関する提案理由を述べた。これらは主に危険が予想される旧浅井東診療所の解体に必要な費用を含む。
追加補正の総額は2300万円で、自然災害に伴う近隣住民への影響を防ぐために迅速に解決する必要があるとした。特に、「建物の老朽化に対する危険性」を重視しているとのことであった。
この議案に対する質疑は無かったため、予算常任委員会に付託された後、審査が実施された。議案第84号から第104号についても同様に審議が進められ、各常任委員長からの報告が行われた。特に、健康福祉常任委員会の轟保幸氏は、国民健康保険特別会計決算について、無事全てが認定されるべきだと報告した。
また、意見書案についても重要な議題となった。意見書案第1号及び第2号は否決されたが、意見書案第3号では新型コロナウイルス感染症対策が求められ、十分な検査体制の構築や医療資材の確保が強調された。特に「地方創生を強化する必要がある」との提言があった。
このように、長浜市議会の定例会はコロナ禍の中でありながら、住民の安全と生活支援を考慮した提案がなされている。議会は今後も地域のニーズに的確に応えるため、より一層の取り組みを行うことを市民は期待している。