令和5年1月16日、議員による不適切な言動に対する再発防止検証チームの会議が開催された。この会議では、議員の不適切な行動に対する調査と再発防止策について協議が行われた。
会議の冒頭、中川リョウ座長が今回の出席者を確認し、協議事項に移行した。再発防止チームと調査チームの編成について報告があり、再発防止チームは藤井登副座長を中心に、岩川信子議員、橋本典子議員らが参加することが決定された。調査チームは高山亨副座長が指揮をし、大橋延行議員を含むメンバー構成となる。
岩川信子議員は調査チームの権限について懸念を示し、「私たちには調査権がないのではないか」と疑問を呈した。これに対し、中川座長は「公平公正な調査を進めるため、専門家を交える」と説明し、理解を求めた。
続いて、ハラスメントに関する調査票の準備状況が報告された。議員向け調査票は大筋で問題ない一方、職員向けのアンケートに関しては、質疑応答の中で慎重な構築が求められた。具体的には、職員が答えにくい質問が生じる可能性について、鬼頭明男議員の指摘もあった。中川座長は、調査票の再構築を専門家に依頼し、職員の身分保障に配慮した内容を目指す意向を示した。
また、申入れの件に関する調査についても議論された。中川座長は、「調査内容を1月中に固め、議会の了解を得た上で進める」と方針を示した。北川陽大議員は、「証拠がなければ実態に基づく判断は難しい」と述べ、証拠の早急な提示が求められた。
今後のスケジュールでは、1月中に調査を実施し、2月上旬にデータ収集を行う予定であることが確認された。全体として、透明性のある調査と議員間の協力が強調される結果となった。
この日は約52分間の会議が行われ、意見交換が行われたが、議論はまだ続く見込みだ。また、次回のチーム会議の日程も改めて通知されることとなっている。