令和5年9月定例月議会が4日に開かれ、様々な議案が審議された。
この日は、会議録署名議員の指名、審議期間の決定、諸般の報告が行われ、議案に関する提案説明があった。市長の浅見宣義氏は、医療再編に関する取り組みの重要性を強調し、長浜市の医療の未来に向けた方向性を明確にした。
市長はまず、医療従事者に感謝の意を表し、彼らが市民に安心感を提供していると述べた。その後、医療再編に関する経緯を説明し、ご理解を求めた。市立長浜病院と湖北病院、及び長浜赤十字病院の３病院は、診療科の再編と病院再編の必要性を認識し、早急に取り組むべき点であるとした。市内の医療の質を向上させ、患者にとって魅力的な「マグネット病院群」形成に努める考えを示した。
加えて、議案第45号の令和5年度一般会計補正予算についても言及した。この議案の内容には、債務負担行為を設定した複数の工事や、新たな運営費の確保等が含まれ、総額約6億7,000万円の追加補正となった。
また、現在進められている６つの病院に関わる議案の中には、地方自治法に則り、令和4年度の各特別会計の決算案も盛り込まれている。結果、各特別会計は黒字決算となり、財政状況は安定していることが示された。特に、病院及び公共下水道事業会計においては、財政の健全化を確保するための基盤強化が重要であるとされた。
若干の質疑も交わされ、出席議員による異議なしの声を受け、採決の流れとなった。議案第68号から第72号までを採決するに当たり、不安の声にしっかりと応える姿勢が確認され、市長及び事務局の強い意志が伺える結果となったことだ。
この会議は、長浜市の健康医療都市への道筋を明確化する重要な場となっており、市民への配慮と医療サービスの充実が期待される。次回の議会は9月13日に再開され、継続議案に対する質疑および一般質問を行う予定である。