令和3年長浜市議会は、様々な議題が中心となり、その中でも特に曳山まつりや文化財保護の重要性が繰り返し強調された。曳山まつりは、地域の誇りであり、その保存伝承に向けた条例の必要性も議論された。多くの意見が出される中で、特に市長は、曳山まつりが地域の文化資源であり、参加者全員がその保存に寄与する姿勢の重要性を示した。市民と行政が連携し、共に取り組むことで、地域の文化財を守り、未来に繋いでいく必要性を訴えた。また、文化財については、地域住民の理解と協力が不可欠とされ、今後も保護活動に関与する体制の強化が進められることが期待されている。
一方、新型コロナウイルスワクチン接種についても多くの質問が寄せられた。市は、ワクチン接種が住民に安心をもたらす重要な手段であると認識し、6月末までに65歳以上の高齢者へのワクチン接種を完了させる計画で進めている。ワクチン接種後の行動についても、医療機関との連携を通じて、周知活動が行われていることが報告された。特に高齢者に対しては、自らの判断で行動するよう啓発が続けられる一方、手話通訳者や支援者を通じて、聴覚しょうがい者への情報提供と支援が強化される。
また、地域に密着した健康的な生活を推進する動きが見られ、高齢者やしょうがい者を対象とした支援の重要性も議会内で繰り返し強調された。市は、今後の取り組みとして、乳幼児健診の環境改善や参加しやすい制度の確立についても検討を進めていると言われている。さらに、文化財保護やイベント支援のため、条例化を模索する動きも見られ、地域の強い意志を反映した施策が期待される。このように、地域の文化や生活に根ざした施策が今後も展開されることに注目している。また、市民協働の重要性も議論に上がり、全ての市民が参加できるまちづくりの実現に向けた期待が寄せられている。