令和5年3月22日、議員による不適切な言動に対する再発防止検証チームの会議が開かれた。
中川リョウ座長は、進捗状況を説明し、現在当局に資料とデータの提出を求めていると述べた。再発防止チームは、ハラスメント防止のためのマニュアル作成を進め、他市の実例を参考にした独自の内容を検討中である。さらに、相談窓口の設置を前提に、議員と職員間でのハラスメントを防ぐため、弁護士の協力も視野に入れている。
また、条例や規則の改善案も検討しており、議会の権限を強化するための手続きが必要である。最終的には、ハラスメント防止宣言の策定を目指し、具体的な文言の作成が求められている。このような対策が実施されれば、より良い議会運営につながるとの期待も寄せられている。
調査チームについては、職員への聴取を行う方向で進めており、聴取は座長と副座長のみで実施する計画だ。職員の身分保障や守秘義務に配慮しつつ、必要に応じて証拠資料の提出を求めるという方針が確認された。大橋延行議員は、当該議員への再聴取が公平に行われるべきと指摘し、証拠の提示を求める声も上がった。
北川陽大議員は、再発防止チームと調査チームの役割分担について疑問を呈し、何らかの法的判断を警察に委ねるべきではとの意見を示した。これに対し、中川座長は、当局からの申入れに基づいて検証作業を進める必要があると強調した。
最終的に、進捗状況を踏まえ、次回の開催日を3月29日と決定し、調査の進展を心待ちにすることとなった。再発防止検証チームは、今後の活動を通じて議会運営の改善を図る方針だ。