令和3年第3回八潮市議会定例会が7月20日に開催された。
本会議では、大山 忍市長が新型コロナウイルス対策について報告し、特に埼玉県における感染拡大防止措置を強調した。市内には重点措置地域も含まれており、7月16日から8月22日までの対策強化が求められている。
さらに、ワクチン接種の進捗についても言及され、65歳以上の高齢者の接種が進んでいるとのこと。現在、約1万3,117名が2回の接種を終えており、希望する全ての方が7月中に接種を完了する見込みだという。16歳以上の層にも接種券の発送が進められている。
議会では続けて、令和2年度の決算が上程された。特に、一般会計の歳入総額は426億7,633万円であり、歳出総額は405億8,652万円となっている。歳入歳出の差引残額は約20億984万円となり、実質収支は18億1,575万円余となった。この結果を受けて、原 寿基代表監査委員が監査委員会からの報告として、適正に処理されていると述べた。
また、令和3年度に向けた補正予算案が議題に上がり、15億8,582万4,000円の追加が見込まれている。市民文化会館の改修や新庁舎に関する予算も含まれており、引き続き市の財政状況に対して、市民の理解と協力が求められている。
この他にも、道路占用料に関する条例や、市道の構造基準に関する改正なども提案された。討論の後、採決に進み、いくつかの議案が承認された。
最後に、八潮市固定資産評価審査委員会の新委員の選任議案も提案された。新たに氏森 政利氏が選任される予定であり、地域に貢献する期待が寄せられている。