令和5年9月21日、桶川市議会において行われた定例会で、医療の充実と放課後児童クラブの改善に関する質疑が行われた。特に、高齢者や子育て世帯に対するサポートが重要視されている。議会では、入院や専門的な医療の必要が高まっている中で、周産期医療体制の強化が求められた。市長は、「病院の必要性については認識しているが、全国的な医師不足と連携の必要性もある」と述べた。また、医療機関誘致のための方針や対応策についても模索中であることが示された。
報告された市民アンケートでは、道路の状況や医療機関の充実が住みにくさの要因として挙げられており、特に65歳以上では「医療機関が充実していない」のランキングが高いことが指摘された。議会では、南小の利活用計画に医療施設の設置を検討することが提案された。
次に、飛行学校の工事について議論された。市は、大学に対し問題点を指摘し文書を発出したが、進展が乏しい状況に市民からの不満が高まっている。市は、再度文書を発出し、早急な対応を求める意向を表明した。
また、放課後児童クラブの待機児童問題も深刻で、今年度106人が待機していることが報告された。昼食提供の希望が高まる中で、他市の実績を参考にしつつ、課題に対処していく方針が示された。特に、給食の提供を進めるために必要な手続きを早急に進行することが求められている。
最後に、川田谷生涯学習センターの改修工事も言及されたが、設計変更が多いことが問題視されており、適切な管理と記録の遵守が必要であるとの意見があった。議会では、工事の進捗を見守りつつ、市民に対する情報提供の徹底が求められた。