令和2年第3回(9月)毛呂山町議会定例会が開催された。議事の中で、議員たちは町政に対する一般質問を行った。
岡野勉議員は、毛呂山町の小中一貫校に関する問題について、コミュニティ・スクールとの関係に疑問を呈した。町と教育委員会は、住民と正面から向き合った対話や説明、意見交換を行うべきだと強調した。
また、教職員数の増加を伴う少人数学級の導入についても試算を求め、学校統廃合よりも有益であると訴えた。さらに、川角駅周辺整備事業に関する住民説明会の参加者数や町の方向性についても質疑があり、町の受け止めを求めた。
続いて、教育総務課長の石田麻里子氏が小中一貫校の設置について回答した。広報での情報提供を強調するも、議員からは住民とのコミュニケーション不足が指摘された。一定の説明義務があるとし、今後の住民説明会の開催に期待が寄せられる。
また、堀江快治議員の質疑では新型コロナウイルス感染症対策としての貧困対策や子どもへの影響が取り上げられた。特に、生活用具支援について、視覚障害者に対する支援が進んでいるにもかかわらず、教育支援の重要性が指摘された。町の福祉課長は、視覚障害者用の支援用具や生活用具の所持者数についても詳細に回答し、引き続き改善を図ると述べた。
岡野議員は、医療従事者を含めた新型コロナウイルスへの対策や経済支援についても言及。これに対し、町は既存の福祉制度を活用し、支援を充実させる必要があると求められた。町長は、健康マイレージ制度や特別給付金の配布についてより広範な周知が必要との見解を示した。