三芳町議会は、令和3年12月の定例会での重要な議題として、議員から多角的な質問が行われた。
初めに、井田和宏氏は観光施策としての担い手づくりに注目し、具体的な施策を模索した。特に大学との連携の強化を提案し、「観光振興には多くの人を巻き込み、大学生など若い世代のアイデアが重要である」と強調した。これに対し観光産業課長の鈴木義勝氏は、「複数の大学と包括連携協定を結んでおり、今後も協力を求めていく」と応じた。
次に、地割見学をテーマにした議論では、井田氏が上富小学校の地割見学の実績について尋ねた。文化財保護課長の柳井章宏氏は、過去5年間の見学者数を示し、「教育活動として価値のある取り組みだが、見学者の受け入れ体制の見直しが必要だ」とし、地域の意識向上を訴えた。井田氏はまた、施設の整備や地割理解の工夫が求められると指摘した。
町道幹線3号線に関する開発計画にも多くの時間を費やされ、細田三恵氏は今後の交通整備や企業誘致に言及。町長は、「地権者との合意形成を目指しつつ、地域の発展を進めたい」と述べ、開発のポテンシャルを評価した。