久喜市の市議会において、井上忠昭氏がさまざまな市政に関する質問を行った。
特に、済生会栗橋病院跡地利用問題については、関係機関との連携の状況や、今後の課題を確認することが求められた。井上氏は、土地の利用に関する市の立場や対応を明確にするよう強調した。
次に、コロナ禍により移住政策に関する議論が始まった。井上氏は、埼玉県における転入超過数が増加し、久喜市にとっても絶好の機会と捉えるべきだと述べた。市としての認識や戦略の策定、さらに専用のプロジェクトチームの設置の必要性についても尋ねた。
また、新型コロナの影響により市民が病気の受診に迷う中、通常の検診や受診の傾向についても質問された。市では受診控えの状況や、特にがん検診に対する対策が重要視されるべきとされている。
交通に関しては、交通指導員の配置基準が市民ボランティアに変わったことで起こる問題について、井上氏は配置の決定方法や要望に対する対応状況を明らかにするよう求めた。特に、危険箇所における予防策を強調し、行政に対する期待が述べられた。
発達障害のある子どもたちが安心して過ごせるよう、学校や保護者、福祉サービスとの連携強化を求められた。特に、コミュニケーションが不足していると指摘し、改善策を講じる必要性があるとした。
最後に、コロナ禍で増加した二輪車の利用から、久喜市の交通環境改善や、電動バイクの導入など環境問題への対応が取り上げられた。市がどのように二輪車に優しいまちづくりを進めるべきか具体的な施策が求められている。
これらの質問を通じて、久喜市の市政における現在の課題や市民の期待が明らかになった。今後の対策が注目される。