令和元年6月26日、蓮田市議会の定例会において、市政に関する一般質問が行われた。特に、シニア層の生きがいづくりや、公共交通の整備について、複数の議員が意見を述べた。栗原勇議員は、全ての選挙人が選挙権を保障されるべきだと強調し、特に高齢者や障がい者への支援が不足していることを指摘。
また、榎本菜保議員は、公共交通における交通弱者の対応や、市内が抱える交通空白地域の問題についての具体的な施策を提言した。特に、最近の高齢者免許返納プロジェクトによる影響に言及しながら、移動手段の確保が急務であると訴えた。(ア)として、車を使用しない生活が買い物や通院を妨げている現状を説明し、今後の対応策を求めた。
さらに、シルバー人材センターの役割が今後ますます重要になるとし、現在行われているサービスの内容やレクリエーション、年間行事などに関する情報を求めた。特に、高齢者向けの福祉タクシー券の拡充など、多方面から市民ニーズに応えるサービスの充実を求める声が上がる中、市では意見箱の設置を検討し、利用者の要望を聴取するなどの取り組みを進める方針であると発表された。
議会では、こうした意見により、地域の生きがいづくりや交通アクセスの向上を目指す市の方向性に期待が寄せられた。特に黒浜公園の整備に関する視点が注目され、陸上競技場の設置希望について議論がなされ、公共施設の老朽化や利用者のニーズに応える重要性が再確認された。加えて、地域の活性化には農業や観光の振興が不可欠であるとの意見もあり、これらの施策を事業者と連携しながら進めていくべきとの答弁がなされた。