吹田市議会の令和元年六月臨時会が開催された。
会議では、三つの主要議案が提案され、審議の対象となった。主な議案には、吹田市介護保険条例の改正、令和元年度一般会計補正予算、同年度介護保険特別会計補正予算が含まれる。
まず、福祉部長の後藤仁氏が議案第46号の内容を説明。情報提供によれば、介護保険法施行令の改正により、低所得者の保険料減額が可能となった。この改正により、介護サービスを受ける高齢者への負担軽減が図られる見込みだ。さらに、保険料率が引き下げられることが強調された。
議案第51号についても後藤氏が説明。これは、低所得者に対する保険料の減額賦課を行うための介護保険特別会計補正予算で、総額275億2,012万2,000円に変更はない。歳入の部分では、介護保険料が減額となり、同額の一般会計からの繰入金が追加される計画が示された。
次に、行政経営部長の稲田勲氏が議案第50号の一般会計補正予算を説明した。この補正では、低所得の高齢者のための介護保険料軽減を強化するための繰出金が増加し、歳入は市民税や府支出金が増額される見通しが説明された。
議案に関する議論では、参加した36名の議員から質問はなく、各議案は担当の常任委員会に付託されることが決定された。次回の会議は六月十日に設定され、さらなる審議が進む見込みだ。