令和6年5月、吹田市議会定例会が開催され、数件の議案が審議された。
議案第78号は、令和6年度の一般会計補正予算（第1号）で、歳入歳出それぞれ9億581万7,000円の追加計上を含む内容であった。これに対し、予算常任委員会での報告を受けた西岡友和議員（予算常任委員会委員長）は、賛成意見が多かったことを強調した。反対意見もあったが、最終的に原案通りの承認が決定された。
続く議案第82号は、岸部保育園の民営化に関する訴訟の和解についてで、委員会からの報告を受けた梶川文代議員（健康福祉常任委員会委員長）は、和解の提案を受け入れることにした理由を説明した。これにより、当該案件は一旦収束される方向にある。
議案第84号および第85号では、固定資産評価審査委員会委員の選任に関する提案が可決された。後藤圭二市長は、それぞれの候補者の経歴を紹介し、適任であることを強調した。市議会のすべての議員が賛同の上、選任が実現した。
さらに、市会議案第3号から第8号にかけては、各種意見書や決議が提案された。中でも、特に高齢者を支援し、訪問介護の報酬引下げを撤回する意見書案には、多くの賛同が集まった。また、破損した太陽光パネルについての啓発や安全性の周知を求める意見書も提出され、議員からさまざまな見解が示された。
この定例会では、多くの市民に影響を及ぼす重要な議題が取り上げられた。市長は市の発展に向け、議員と共に取り組んでいくことを改めて表明した。議会は、引き続き市政運営を見守る姿勢を堅持していくことが期待される。