令和2年9月定例会が、吹田市議会で開催された。議事は新型コロナウイルス感染症に対する対策に関連した内容が中心である。
重要な議案として、議案第115号の北部大阪都市計画事業に関する施行規程が可決された。26番の井口直美議員は、質疑を通じて移転補償費の支出削減策や将来人口の見込みについての意見を述べた。委員会報告後、質疑が行われるも、意見無しで議案は可決された。
次に、議案第116号に関して、税制改正に基づく新型コロナ関連の寄附金税額控除の特例について審議され、2番の澤田直己議員が具体的な内容を説明した。こちらも意見無く可決されている。
また、議案第118号では、勤労者会館の改修に伴う使用料変更に関する議案が可決された。五十川有香議員は新型コロナウイルス対策での貸室定員の制限について質問し、その結果が反映された。
議案第119号では、障がい者医療費の助成についての改正が報告された。里野善徳議員がこの改正に対する詳細を述べ、可決される。
市会議案第11号では、議員報酬の減額に関する提案があったが、最終的に否決された。この点について、松尾翔太議員が議会側の姿勢を強調し、議員が市民の負担を理解した上で行動する姿勢が求められた。
新型コロナウイルスへの具体的な対策として、地域外来・検査センター設置に関する議案も審議され、その他にも様々な請願が提出され、その内容に対する対応や討論が続けられた。本会議は、特に感染症の防止対策を意識し、議員たちは座席の間隔を空けた上での運営がなされ、少数会派にも配慮されている様子が見受けられた。
市長の後藤圭二氏は、会議の締め括りとして、新型コロナウイルス対策の継続と市民生活を支えるための努力を強調した。今後も万全な感染予防を求める姿勢が強調され、最後に議会の協力を願いながら、会議は終了した。