令和3年9月定例会では、吹田市が今年度の一般会計補正予算を議論し、主に成人式やコロナ禍における行事の開催について注目が集まった。
議案第80号となる令和3年度の補正予算について、後藤圭二市長は「市民生活の安定に向けた積極的な施策を推進している」と申し述べた。
特に成人式は、年度ごとに様々な工夫が求められ、藤木栄亮議員からは「新成人に対する配慮が重要である」との意見があった。
また、昨年の成人式の開催において、市立吹田サッカースタジアムでの実施が市民に好評であったことも言及された。
その一方で、サッカースタジアムでの成人式開催を今後も続けるべきかどうかについては見解が分かれている。
次に、シュウ隣の教育部からは、コロナ禍における行事の縮小や中止についての情報発信が、各自治体での市民の動向を踏まえた上で進められるべきと強調された。特に、避難所以外の情報発信が不足しているため、今後の方針策定には工夫が必要である。
朝の委員会で取り上げられた携帯電波状況も、市民からの強い要望が集まり、通信事業者との協力を通して、改善が進められる。
その後の質問では、生徒や児童におけるオンライン教育やデジタルシチズンシップに関する議論が交わされ、子供たちの健康への影響が懸念された。
教育監は「オンライン活用に向けた注意喚起や健康維持の取り組みは常に重要である」と述べ、今後も感染症対策や健康面への配慮が必要であることを訴えた。
最後に地域住民の意見を受けながら、今後の都市計画や公共施設の整備について議論が進んだ。特に公園整備については、「地域への配慮が欠かせない」として、多様な市民の声を反映することが改めて求められた。地域住民から寄せられる声は日々変化しており、それに応じた柔軟な計画が必要であるとの認識が示された。