令和4年9月8日に開催された吹田市議会では、令和4年度一般会計補正予算案などが議題に上った。
特に注目されるのは、議案第103号である一般会計補正予算で、歳入・歳出それぞれ1,982万8,000円が追加され、総額はそれぞれ1,548億2,469万4,000円に達する。
泉井智弘議員は、予算常任委員会の委員長として、歳出増加の内容を詳細に報告した。
その結果、この予算案は全員一致で可決される運びとなった。
また、議案第80号から第88号、及び第90号から第105号の各議案についても一括して審議され、特に学校給食費条例の制定や高年齢職員に関する条例の制定について、各議員からの質問が相次いだ。
白石透議員は学校規模適正化に関する問題を提起し、藤白台小学校区や青山台小学校区の保護者との意見交換を進めていることを報告した。
彼は、地域住民に対するさらなる説明が必要だとの認識を示し、具体的な取り組みの進捗を求めた。
答弁に立った山下栄治学校教育部長は、保護者向けの説明会が行われ、学校規模適正化については保護者から納得を得ているとの旨を述べた。
改変が進む中で、通学路の安全確保や、学校配置の見直しが重要課題であると強調され、具体的な施策が検討されている様子が伺われた。
さらに、一般質問として、育児休業や不妊治療施策の充実が求められ、全員喫食給食の実現に向けた方向性も確認された。
市長の後藤圭二氏は、医療・福祉施策の強化、教育環境の改善、高齢者への配慮など、市民の生活向上を目指す見解を示した。
舩木充善土木部長は、市内各所の私道や公共施設に対する改修計画などを報告し、今後の取り組みに期待が寄せられる。
このように、吹田市議会における議論は活発であり、市にとって重要な意思決定がなされ、引き続き市民生活向上のための施策が進められることが期待される。