吹田市議会の令和2年2月定例会では、新型コロナウイルス感染症を受けた市の対応や、公共交通計画に関する議論が行われた。市長の後藤圭二氏は、新型コロナウイルス対策本部会議において、学校を臨時休校とする措置を発表した。具体的には、市立小学校と中学校については、令和2年3月2日から同月24日までの間、臨時休校を実施すると説明した。これに対して、市議会の吉瀬武司議長も、引き続き万全の対策を要望した。
また、公共交通計画についても触れられた。吹田市は、公共交通不便地域の調査を行った後、新たに地域公共交通計画を策定する予定である。市民からは、特に市民病院へのアクセスに関する不安が強く、地域の人々が便利に公共交通を利用できるような施策を早急に検討する必要があるとの声が聞かれる。
市の空き家対策についても、市議会では重要なテーマとして扱われた。市内で空き家が問題視されており、空き家等対策計画の素案に基づき、地域の実情に応じた空き家の利活用やリノベーションに向けた取り組みを通じて、市民の生活が向上するものと期待される。特に、地域連携の強化や、市民からの要望を取り入れることが求められている。