令和3年9月3日、吹田市議会は定例会を開催し、議案第79号の審議が行われた。
本議案は令和3年度吹田市一般会計補正予算(第8号)であり、歳入歳出それぞれに21億3,862万3,000円を追加し、総額を1,471億6,489万4,000円にしようとするものである。予算常任委員会に付託された後、全員の異議なく承認された。
議論では、特に給食費支援策と中小企業への支援が取り上げられた。36番の竹村博之議員は、小中学生の給食費補助について、中学校の生徒にも給食が無償で提供されるべきだと主張した。さらに、保護者の負担軽減が重要であり、保育所の給食費に対しても支援策を検討するよう求めた。
中小企業等チャレンジ補助金についても議論された。同議員は、国の補助金申請や経営革新のために支援する必要があると述べる一方、申請が高いハードルである点に注意を促した。また、竹村議員は事業が中小企業にとって非常に重要であるとの見解を示し、さらに予算ん上積みや支援策の改良を求めた。
25番の松尾翔太議員は、キャッシュレス決済関連のポイント付与事業について意見を述べた。感染症の影響で人流抑制が求められている状況で、ポイント付与の対象となる店舗において適切な対応が必要であると強調した。企業の事業実施時においては、感染症対策として適切な配慮が必要であるとし、市の役割を確認した事も印象的であった。
このほか、全体として議員からは予算案に対する賛意が寄せられたものの、実施方法や具体策に対して疑問や意見があることも明示され、慎重な対応が求められる結果となった。