令和元年7月定例会における議事では、各議案が一括議題として取り扱われた。
特に注目を集めたのは、いじめに関する問題である。「市民と歩む議員の会」の代表として質問に立った池渕佐知子議員は、いじめ問題の調査に関して不明点が多いことを指摘し、教育委員会への詳細な報告を求めた。教育監の大江慶博氏は、教育委員との協議や報告の時期について説明を行ったが、池渕議員は市長に対し、この問題への具体的な対応を求め続けた。
さらに、市民部の高田徳也氏は、教育委員会から消費者保護につながる新たな仕組みの必要性を訴え、透明性を高めるための取り組みを示した。地元では、これらの議論が教育現場での信頼形成につながるかが注目されている。
また、議案第74号に関する議論では、令和元年度吹田市下水道事業会計補正予算が審議され、効率的な上下水道事業の運営を求める声が上がった。市長の後藤圭二氏は、これまでの施策を継続する中で新たなビジョンを打ち出し、衛生的な市づくりに向けた努力をする方針を述べた。
このように、定例会の中で教育、福祉、都市計画など多岐にわたる問題が討議され、市長と議員の間で活発な意見交換が行われた。市が抱える課題に対する具体的な施策が求められていることは明白であり、さらなる市民の信頼を得るための取り組みが期待される。