令和5年9月25日の吹田市定例会では、市会議案や令和4年度決算報告などが議題となった。
市会議案第19号については、撤回の申し出があり、議会はこれを承認した。提案者の31番橋本潤議員は、吹田市議会の状況を考慮し、改善が必要と述べた。
議案第83号から第85号では、吹田市の市税条例や老人デイサービスセンター条例について改正案が提案された。市民の間で不便が生じないよう配慮が求められる議案である。
報告公表の一つとして、令和4年度の決算報告がなされた。財政は安定しており、黒字を見込んでいることが確認された。また、一般質問で、江坂駅周辺の再整備進捗と、都市としての魅力維持が問われた。14番川田尚議員は新大阪駅周辺の発展に対し、江坂駅周辺の整備が不可欠であると強調した。
新型コロナウイルス関連では、依然として多数の学級が学級閉鎖となるケースがあり、特にインフルエンザによる影響が顕著に見られた。しかし、健康医療部の梅森徳晃部長は、現在の状況を踏まえつつ、今後も市民に向けた感染症対策を実施していくと説明した。
部活動に関する課題も取り上げられた。教育監の植田聡は、部活動が教員の負担を増加させているとの現状を訴え、外部指導者の導入などを通じて負担軽減の方策を探ることを示した。
議題の一つである江坂駅周辺について、議員らは地域の発展に向けた具体的な対策を求め続けた。一方で、北千里駅前の自転車駐車場では、利便性向上が求められており、旧式の駐車場構造の見直しが検討されている。
また、万博記念公園駅前の活性化に向けた取り組みも進行中であり、地域内交通の円滑化が期待されている。市長は、今後の交通対策について各市と協力していく意思を示した。