令和2年11月26日、吹田市議会は通常通りの議会運営を行った。
議会開催に先立ち、後藤恭平副議長は新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みの重要性について言及した。府内での感染者数の増加から、今回の会議でも感染症対策を徹底する必要があると述べた。また、議席の間隔を空けるための措置が取られ、一部の議員には別室で視聴するよう指示があった。
市長の後藤圭二氏は、上下水道事業の決算に関する議案第133号及び第134号を提出した。これらは、令和元年度の水道及び下水道事業会計の剰余金処分に関するもので、経済的安定に寄与することが期待されている。澤田直己議員が委員長として結果を報告し、全員異議なく承認された。
加えて、今回の議会では、令和元年度の市一般会計歳入歳出の決算認定についても議題となった。各議員からの質問や提言もあり、消防職員の職場環境整備に関する要望が上がった。特に、緊急出動が増加する中、高齢者に対する救急対応の充実を求める声が強まっている。
また、後藤市長から吹田市名誉市民条例の制定に関する議案が説明された。これは社会貢献活動に対する評価を cityとして正式に行うもので、市民の誇りを高める取り組みと位置づけられている。この提案には、様々な議員から支持が寄せられた。