令和3年5月定例会が吹田市議会で開催された。
新型コロナウイルスの影響で、今議会も感染防止策を徹底して運営された。
議長の木村裕氏は会議冒頭で、市民へのワクチン接種の速やかな実施が必要であると強調した。
本会議では、社会福祉に関わる公益団体の経営状況についての報告が行われた。
公益財団法人吹田市文化振興事業団の経営状況報告では、収入の減少が指摘された。
この経営状況については、後藤圭二市長も、"今後の支援策を検討していく必要がある"とコメントした。
また、損害賠償に関する専決処分についても複数案が提出され、その内容が説明された。
この報告に際し、環境部長の中嶋勝宏氏は、事故の概要と賠償額について詳細に述べた。
しかし、賠償額は公益社団法人全国市有物件災害共済から全額給付されることが確認された。
議事では、議案第59号から第61号までの吹田市立中学校屋内運動場の大規模改造工事契約が可決された。
特に、佐井寺小学校の屋内運動場改造工事は、1億4,317万7,100円で有限会社カネキ建設と請負契約を結んだ。
本定例会の会期は、本日から6月28日までの33日間とすることが決定された。
そのほか、令和3年度吹田市一般会計の補正予算案も承認され、総額は1,443億9,178万3,000円に達した。
最後に、委員長報告により防災・減災等対策特別委員会が設置目的を達成し、廃止されることが報告された。
これに関し、井口直美議員は、"新たな特別委員会の設置が必要である"とし、継続的な防災対策の重要性を訴えた。
今後の議会運営が注目される中、吹田市民の安全が一層強化されることが期待されている。