令和3年11月定例会が吹田市議会で行われ、多数の議案が審議されました。
特に議案第83号、吹田市一般職の任期付職員の採用に関する条例について議論が交わされました。
この条例は、一般職職員の任期を明示し、雇用の流動性を高めることを目的としています。
矢野伸一郎議員は、「市職員OBを特定任期付職員として採用する可能性」や「弁護士以外の専門職採用の必要性」を指摘。
また、委員会での懸念として、条例を拡大解釈するリスクについても言及しました。
賛成意見もあり、議案第83号は全員異議無く可決されました。
続いて、議案第85号の吹田市立障害者支援交流センター条例の一部改正が審議され、社会福祉の充実が図られる内容となっています。
井口直美議員から、「医療的ケアが必要な障害者の受入れ促進」という提案があり、その実施に必要な業務の見直しが求められました。
賛成意見が多数を占め、こちらも可決。
さらに、議案第89号の訴えの提起についての議論が行われました。
松尾翔太議員は「訴え以外の解決手段を模索すべき」との意見を述べ、また五十川有香議員も訴えの提起に反対も持ちかけました。
これに対し、賛成が多数を占め、可決されました。
様々な意見が出ましたが、特に今後の女性や社会弱者に配慮した議論の場を設けることが重要であるとの意見が印象的でした。