令和3年9月の定例会が吹田市議会で開かれた。
新型コロナウイルス感染症の影響下において、感染防止対策が徹底された。
議事日程に沿って、議員らが提案した各議案が協議されていく中で、特に議案第80号の一般会計補正予算が注目された。
この予算案は、歳入歳出を合わせて8億6,874万5,000円増額し、総額1,480億3,363万9,000円となる見込みである。
予算案についての委員長報告後、質疑応答が行われたが、特に質問は寄せられなかった。
議案第80号は、討論を経て全員異議なく承認された。
一方、追加された市会議案第22号、選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議論を求める意見書については、賛成多数で可決された。
これにより、市議会は法律の改正を促進する姿勢を示した。
また、市会議案第23号の出産育児一時金の増額を求める意見書も原案通り可決された。
これに対し、議員は「子育て支援が必要」と強調しており、より良い環境整備が求められている。
議会は、最後に新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で、市民生活の支援を強化することを求めた。
市長の後藤圭二氏は「長い間続いてきた緊急事態宣言が解除されるが、引き続き感染防止やワクチン接種に努めた」と述べた。
さらに、教育に関連する施策、特に学校給食における脱プラスチックの取り組みが強調された。
市長は、全国的な取り組みの中で吹田市が果たす役割を果たしていきたきと考えている様子だ。
今年度の定例会は、多くの議案が承認され、閉会によって市民に寄り添った施策の推進を確認した。
議会の活動が今後も市民の生活向上に寄与することが期待される。