令和5年9月定例会では、吹田市におけるさまざまな重要課題が討議された。この中で特に注目されたのは、教育支援に関する施策や特殊詐欺対策である。
ほかの議題に先立ち、浜川 剛議員が不登校対策について質問をした。前回の定例会で晒された801名の不登校児童・生徒の現状に危機感を募らせる発言が目立った。教育監の植田 聡氏は、はカルサーター内に新しい教育支援教室を開設するための具体的なスケジュールとして、2024年4月に立ち上げを予定していることを明かした。教室の主な変更点や新たな取り組みには、ICTの活用や多様な人材の確保が含まれている。
続いて、特殊詐欺対策の重要性が高まり、江口 礼四郎議員が特殊詐欺撲滅に向けた方針を示した。危機管理監の岡田 貴樹氏は、吹田市特殊詐欺集中対策本部を設置し、全市的な対策を進める準備を進めていることを明言した。関係機関と連携し、アクションプランを実態に即したものにすることが強調された。
さらに、北千里駅周辺の再開発に関する議論では、摂津市が主体となっている市街地再開発事業に対する住民の反応や、当局としてどう対処するのかについても議論が行われた。現在、地域住民とともに意見交換会が計画されており、教育委員からの説明が了承された後に実施される予定である。