令和5年6月5日に行われた吹田市議会臨時会では、市議会議長および副議長の選挙が行われた。
初めに、臨時会の進行役である井上真佐美議員が議長の職務を執行し、議事を進めた。この臨時会では特に議長選挙が注目され、全議員によって野田泰弘議員が新議長に選出された。野田議員は、自身が議長に選ばれたことに対し、「市議会の第78代議長に就任する栄誉を受けたことに感謝し、その責任を痛感している」と述べた。
新型コロナウイルスの影響が和らぐ中、野田議長は各地で増加する物価の高騰や国際情勢への不安を挙げ、行政としての迅速な対応を求めた。また、防災対策にも引き続き力を入れることが不可欠であると強調した。議長業務と並行して、政策立案機能の強化にも努力する姿勢を見せている。
議会はその後、白石透議員を市議会副議長に選出した。白石議員もまた、市民や事業者を支援するための施策の重要性を強調し、「基礎自治体としての役割を遂行する」と宣言した。臨時会自体は8日間の会期となることが決定したが、さらなる議事日程の整備が行われ、議会の機能強化が図られたことが評価される。
6月臨時会においては、議席の指定も行われ、各議員の席が確保された。井上臨時議長から新議長へと円滑に職務が引き継がれ、議会のスムーズな運営が期待される。市長も、今後4年間の施策の方針についての報告を次回の定例会で行う旨を述べ、議会との連携を訴えた。
今後、議会では新たな施策提案や市民ニーズへの対応が求められており、その動向に注目が集まっている。議会は市民の信頼を得るために積極的な議論を重ねていくことが期待されている。