令和2年度の読谷村議会定例会が開催され、複数の重要な議題が議論された。
特に注目されたのは、一般会計予算に関する質疑や、米陸軍トリイ通信施設に関する抗議決議である。
一般会計予算については、前年よりも多くの返済が計上された。特に借入れよりも返済が多いことは、好ましい傾向として見られるとの意見が相次いだ。「借金が減っていることはいい傾向だ」と、議員からの発言があった。この傾向は今後も維持される見込みであるが、村の大規模な事業に対しては慎重な姿勢が求められている。
一方、米陸軍トリイ通信施設においては、2月に発生した物体落下事故が重大な懸念とされ、抗議決議が可決された。議会として、事故発生からわずか2日後に再開された吊り下げ訓練に対し、厳重な抗議が行われた。この事故は村民の安全を脅かすものであり「断固抗議するべきだ」との意見が相次ぎ、村議会内でも強い意見が一致した。発言者の一人、城間真弓議員は、「このような訓練は受け入れられない」と訴え、賛同の声が集まった。
さらに、全国的な影響を考慮した質疑も展開され、特に教育長が明かした内部方針の中で、春休みまでの期間、臨時的な学校の対応についても議論された。特に修了式や卒業式の実施方針についての合意がなされ、村民の意見を尊重しつつ進められる形となっている。