令和4年6月13日、御所市議会が定例会を開会した。
この日は市長の東川裕氏が招集の挨拶を行い、令和3年度の決算について説明した。実質収支額で約11億5,200万円の黒字となり、実質単年度収支額は約9億8,100万円であると報告した。しかし、依然として厳しい経済状況が続いており、特別交付税への依存や経常収支比率の低位が不安要素となっているとも指摘した。これらの状況を受け、財政運営に一層精を出す必要があることを強調した。
さらに、議会では令和4年度の一般会計補正予算の審議が予定されている。今回は補正予算に関連する条例の一部改正をはじめ、繰越計算書の提出が重要な案件として挙げられた。市長は、これらの議案について詳細な説明を行い、適切な承認を求めた。勘定状況の厳しさを受け、今後の進展に注目が集まる。
また、議長の杉本延博氏は会期の決定を行い、6月21日までの9日間に設定した。出席議員は13名、欠席者はなしとのことで、市政に対する議員の対応も注目される。市長は、今後の活動に対して議員への協力をお願いした。特に、財政運営については、公私における関心が高まりつつあり、正確な情報共有と理解のもと、進められるべきであると述べた。
議会では今後も他の議案についても審議を進めていくことが確認され、6月15日に再開される本会議には、多くの市民の期待が寄せられている。議案の内容が市民に与える影響についても、議員らがしっかりと向き合っていくことが求められる。