令和5年5月10日、御所市議会の臨時会が開催され、重要な議題が審議された。
この日の主なテーマは御所市国営総合農地防災事業分担金等徴収条例の一部改正であった。市長の東川裕氏は、条例における有効期限の表記を改める必要があると説明し、議員に対して審議の協力を求めた。また、質疑には特に異論はなく、原案はすぐに可決された。
加えて、議長や副議長の辞職・選挙も重要な議題とされた。杉本延博前議長と池田靖幸前副議長の辞職が相次いで許可され、南満氏が新議長に、松浦正一氏が新副議長に選出された。南新議長は就任挨拶において、円滑な議会運営への協力を求めるとともに、議員たちとの連携を強調した。
そのほか、奈良県葛城地区清掃事務組合の議会議員として池田靖幸氏の指名も行われ、議会運営委員会の構成や常任委員会の委員の選任に関する報告も発表された。特に、山田秀士氏が総務文教委員会の委員長に選出されるなど、これからの議会活動に向けた基盤が整えられたといえる。
この臨時会は、時代の変化に応じた柔軟な議会運営を目的としたものであり、新役員による取組が期待される。市長の東川裕氏も、新役員たちへの支援を訴え、市政推進のためには全力を尽くす意向を示した。議会は、すべての議題を議了し、午後3時55分に閉会された。