令和6年5月9日に開かれた御所市議会の臨時会では、複数の重要な議題が審議された。
主な焦点は、御所市公の施設における暴力団の排除に関する条例の一部改正である。市長の東川裕氏が提案したこの議案では、条例第3条第1号に関する表記を改めることが目指されている。議会は質疑なしでこの案を原案通り可決した。
さらに、議長の南満議員が辞職願を提出し、即日許可された。南氏は議長としての役目を果たした後、再選挙で再び議長に選出された。議長再任の際には、「円滑な議会運営ができるよう、さらに取り組む所存である」と述べた。
続いて、副議長の山田秀士氏も辞職。彼に続く副議長選挙では、池田靖幸氏が新たに選任された。この選挙でも議会は円滑に進行し、池田氏は再選の意気込みを語った。
また、御所市監査委員として生川真也氏が選任された。彼は過去に地方自治についての経験を持つことから、監査委員として適任とされている。今後、その職務がどのように行われるかが注目される。
その他にも、奈良県葛城地区清掃事務組合議会議員ややまと広域環境衛生事務組合議会議員の選出が行われ、川本雅樹氏と丸山誠氏がそれぞれ選出された。これにより、新たな議員体制が整い、議会の運営にさらなる期待が寄せられる。
議会運営の整備や常任委員会の委員変更、正副委員長の互選報告も行われ、今後の市政運営に向けての基盤が固められた。
最後に、市長の東川裕氏は「市政の進展と市民福祉の向上のため、引き続きご尽力をお願い申し上げる」との閉会挨拶で臨時会は終了した。新たな体制のもと、今後の御所市議会の活動に期待が高まる。