令和4年9月7日に開催された御所市議会定例会において、一般質問が行われた。議員からは「御所市老人クラブ連合会の活動休止」や「相互扶助による子育て支援策」についての質問が上がった。特に、老人クラブ連合会の解散や今後の対応について、丸山誠議員が詳細に質問した。
丸山議員は、老人クラブ連合会の解散を受け、その理由や現在の対策について問うた。健康福祉部長の畦本英男氏は、老人クラブ活動の活性化を目指して支援していると述べつつ、役員選出が難航し、会の活動が困難に陥ったと説明した。さらに、今後は新たなクラブを設立する方向で進めているとした。
次に、新川理江子議員が相互扶助による子育て支援策について聞いた。彼女は「ファミリーサポートセンター事業」の必要性を強調し、市内での実施を提案した。健康福祉部参事の杉本雅之氏は、市町村別のニーズ調査の結果をもとに、今後の対応を考える意向を示した。
また、山田秀士議員からは、学校給食における食物アレルギー対応について質問があり、教育委員会事務局長の竹内剛氏が詳細な受診状況と施策を説明した。この中で、特に食物アレルギーへの配慮が必要であると認識を示し、今後の改善点を議論した。
さらに部活動の地域移行についても議論が交わされた。これに関しても各議員からの意見が出され、地域スポーツ振興のための方向性を統一する必要性が強調された。
今回の定例会では、老人クラブの活動停止や、子育て支援、学校教育に関する重要な課題が浮き彫りになり、今後の取り組みに対する関心が高まった。市としてもこれらの声をしっかりと受け止め、具体的な施策へとつなげていくことが求められる。