令和2年御所市議会9月定例会が始まった。
東川裕市長が9月定例会の開会に際し、挨拶を行った。
市長は、令和元年度の一般会計において実質収支が約1億2,400万円の黒字を計上したことにもかかわらず、実質単年度収支では11年ぶりに約7,400万円の赤字に陥ったと報告した。
これは持続可能な財政構造への道のりが未だ不十分であることを示している。
新型コロナウイルスの影響もあり、税収や交付金の減少が予想され、今後の財政運営に対する懸念が表明された。
市長は、今後も市民ニーズに的確に応えながら、行財政運営の維持に努力する意向を示した。
議会では、令和元年度の決算認定が主な議題となり、各特別会計および水道事業会計の決算報告が行われることが計画されている。
また、御所市税外収入金に係る条例の改正や、令和2年度の予算補正案も議題に上がる。
これらの案件は、議員による審議を経て承認を得る必要がある。
次回は、各議案の詳細な説明が行われる予定であり、議論に向けて議員各位の準備が求められる。
市長は、議会のシーズン中、市民からの支援を大切にしたい意向を強調した。
議会の会期は、9月25日までの19日間と決まった。