令和2年9月定例会が、御所市議会にて開催された。各議案についての審議が行われ、特に令和元年度の各特別会計及び一般会計歳入歳出決算が全会一致で認定されることが確認された。
本定例会では、認第1号から認第8号までの8議案が一括議題として審議され、小松久展決算特別委員会委員長が報告を行った。報告内容には、令和元年度の決算を踏まえた指摘と、今後のまちづくりに関する意見が含まれていた。他に、財政状況について、人口増加策の重要性が強調され、行動計画の進捗についても説明が求められた。
特に、新型コロナウイルス感染症の影響が地方財政に及ぼす影響が懸念される事が指摘された。また、御所市における施策の一つとして、新型コロナウイルス対策を中心とする市内経済の振興策について、その具体的な取り組みが問われた。関係者からは、これに伴う住民の健康管理は重要であり、公平なサービス提供に努めるとの報告があった。
後半では、令和2年度御所市一般会計補正予算(第7号)についても詳しく説明がなされた。東川裕市長は、歳出面での新型コロナウイルス感染拡大防止策や観光業への支援を説明し、補正予算は593万7,000円の増額になることを明かした。
また、杉本延博議員が提案した新型コロナウイルス感染症に関連する意見書も追加され、地方財政の急激な悪化に対する国への要望が伝えられた。この意見書は、国における地方税の安定的な財源確保を求めるもので、議会の全員一致で可決された。
最後に、議長より閉会の挨拶があり、次回の市議会へ向けた市民の意見を取り入れる旨の発言がなされた。議会は、各執行機関への要望事項についても重点的に議論を進めることが求められた。9月定例会は、充実した議論の末、無事に閉会した。