令和5年3月6日に御所市議会は、3月定例会を開会し、重要な議案を審議した。
今回の会議では、令和5年度一般会計予算案を含む25の議案について審議が行われた。市長の東川裕氏は、開会の挨拶で「市民の命と健康、生活を守る施策を進める」との決意を述べた。
注目を集めたのは、御所市健康増進スポーツ施設条例の制定及び国民健康保険関連の条例改正である。これに関し、東川市長は「市民の健康増進を促進するための基盤整備を進める」と強調した。
さらに、市長はコロナの影響を受けた子育て世帯の負担軽減策として、生活支援特別給付金の支給や、学校給食費の無償化を提案した。これについて、議員からも賛同の声が上がった。
財政状況の厳しさにも触れ、一般会計予算は185億8,000万円と前年度比0.4%減となる見込みである。市長は「市民に寄り添った施策が求められる今、持続可能な財政運営が大切だ」とし、財源確保に向けた努力を続ける考えを示した。さらに、公共サービスの質向上に向けて、地域課題に基づく施策を戦略的に実施する必要があると訴えた。
また、議案熟読のため、次回の会議は3月8日に再開されることが決まった。その際、議員が各会計予算に関する質疑を行う予定であり、今回の議会での決定が今後の施策に大きく影響することが期待されている。
今回の会議は、市民の生活支援に向けた着実な一歩とされ、多くの期待が寄せられている。