令和4年御所市議会10月臨時会が10月21日に開催された。
この会議では、固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正が審議された。東川裕市長は、条例改正の意義について説明を行った。今回の変更は、課税免除の対象年を国の要領に合致させることを目的としている。彼は「何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます」と述べた。
議題に関しては質疑もなく、議案は原案の通り可決された。続いて小松久展議員に対する辞職勧告決議についても議論された。この件は緊急性が認められ、日程に追加されることとなった。
辞職勧告の提案を行った川本雅樹議員は、小松議員が加重収賄の疑いで逮捕されたことを受け、その責任の重大さを強調した。市民の信頼を回復するために、自浄作用を発揮する必要があると述べ、「同議員には直ちに市議会議員を辞職するべきである」と説明した。
質疑もなく、委員会付託を省略することが決定され、その後討論を経て、辞職勧告決議は全員起立で原案通り可決された。これにより、御所市議会としての自浄作用を示す形となった。
全ての案件が議了され、会議は閉会に向かう中、東川市長は感謝の意を表し、今後の協力を要請した。本臨時会は、重要な議題を扱う中で、市議会と市民との結びつきが一層求められることを改めて確認する場となった。