令和3年12月10日、御所市で開催された定例会において、様々な議案が可決されました。
最初に、御所市国民健康保険条例の一部改正が行われました。この改正は、健康保険法施行令等の変更に伴うもので、出産育児一時金の引き上げが含まれています。市長の東川裕氏は、「出産育児一時金の金額を引き上げることにより、支給額を従前どおり確保する」と強調しました。
次に、御所市水道事業給水条例等の一部改正についても可決されました。東川市長は「今城・出屋敷簡易水道及び関屋簡易水道を上水道に統合する」と述べました。これにより、水道メーターの点検を隔月化し、効率的な運営が期待されます。
また、一般会計補正予算に関する議案も一括して可決されました。補正額は約3億4,408万6,000円で、最終的な予算総額は170億786万9,000円となります。東川市長は、「人件費など必要最小限の補正を行う」と説明しました。
さらに、特別会計の補正予算も相次いで可決され、国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療保険事業等の予算が見直されました。
土地の取得についても議論され、文化財保存のために史跡巨勢山古墳群用地を取得する議案が可決されました。市長は「重要な文化財を保存し、史跡公園として活用する」方針を示しました。
最後に、御所市教育委員会委員の任命と奈良広域水質検査センター組合の規約変更についても、異議なく可決されました。これにより、市内の教育及び水質検査体制が強化される見込みです。
当日は13名の議員が出席し、議事は順調に進行しました。次回の定例会は12月14日から再開される予定です。