令和5年9月の御所市議会定例会が開催された。
開会にあたり、東川裕市長は挨拶を行い、議員の出席に感謝の意を表した。また、今定例会は決算議会であり、令和4年度の一般会計については約8億3,100万円の黒字を達成したと報告した。ただし、単なる安堵には至らないとの認識を示し、自立した財政構造を築く重要性も強調した。市長は「歳入の確保と歳出の削減に取り組み」と述べ、行財政運営の重要性について議員の支援を求めた。
主な議題には、御所市子ども医療費の助成に関する条例の改正や、令和5年度の一般会計補正予算案が含まれている。特に、子ども医療費助成条例は市民にとって直接的な影響があるため、注目を集めていた。他にも、特別会計に関する数多くの決算報告が行われ、各部門の状況が詳細に示された。
さらに、議長の南満氏は、監査委員からの報告を受け、それについての確認を行った。8月に開催された奈良県市議会議長会で、杉本延博議員が表彰されたことについても、議長からの報告があった。この表彰は議会における貢献を称えるもので、議員たちからも祝福の声があがった。
次回会議は9月6日に予定され、今回審議された20議案については、各提案者が説明を行う流れとなる。議会運営が順調に進んでいる中、市との連携が重要であるとの認識が議員間で共有された。
この定例会を通じて、特に財政健全化への取り組みが求められ、行財政運営が市民生活に与える影響についても議論されることが期待されている。