令和2年9月10日、御所市議会の一般質問が行われ、主に防災とブランディングに関する議題が取り上げられた。
中谷文雄議員は防災週間に関連し、女性視点での防災対策の現状を質した。市民安全部長の嶋谷辰也氏は、避難所運営に女性職員を配置し、女性のニーズに応える取り組みについて説明した。彼はまた、避難所のプライバシー保護のために、個室空間や授乳室を設けていることを強調した。中谷議員はこれに対し、さらなる配慮が必要であると述べた。
次に液体ミルクの導入状況についての質疑も行われ、嶋谷市民安全部長は、100本以上の液体ミルクを備蓄し、活用方法について考慮していることを答弁した。また、災害時に避難所利用者に向けた配布計画も明言した。議員は、液体ミルクの活用による育児の分担も提案した。
質問後半では、山田秀士議員が公共施設へのフリーWi-Fiの導入を取り上げた。境内陽之介総務部長は、現状について説明し、公共施設の中でフリーWi-Fiを利用できる場所の数は限られていると述べた。地域の住民がアクセスできるWi-Fiスポットを増やす必要があると議員は提言した。
山田議員はさらに、ごせブランド認定についても質疑した。この認定は、市内産品に対する認知度を高めるために導入されたもので、現在6商品が選定されていることが説明された。森川剛産業建設部長は、ブランド商品のPR戦略や市外への展開について述べた。
この質疑においても、地元住民に知ってもらうだけでなく、市外への情報発信も重要であると指摘された。議會は、市民がブランド商品の購入につながるよう、今後の展開を期待する声が上がった。
本日はこれらの質問を含め、多くの市政に対する視点が共有され、さらなる取り組みの必要性が指摘された。市民の防災意識や地元産品の認識を高めることは、地域の安全や経済にとって重要な要素であると言えそうだ。