令和2年6月定例会において、御所市の重要な議案が可決された。
特に注目されたのは、御所市道路線の一部廃止に関する議題である。
厚生建設委員会の委員長、山田秀士氏は、事業の経緯を詳しく報告した。
この事業は、市道認定から数十年が経過しているにも関わらず、地権者との合意が得られず、地元自治会からの合意をもとに廃止を行うというものであった。
これについて、山田氏は「慎重に審査を行い、地元との合意があることが重要である」と強調した。
また、本案は全会一致で可決された。
次に、令和2年度一般会計補正予算(第5号)についても議論された。
市長の東川裕氏は「補正予算は最小限の範囲で行う」と述べ、主に新型コロナウイルス対応に伴う施策が中心であることを報告した。
具体的には、18歳以下の子供には1万円の振興券が配布される予定で、これは地域の消費を促進する狙いがある。
また、新生児にも10万円の給付が行われる。
さらに、杉本延博議員から市長に対し、災害時の備品に関する質疑がなされた。
杉本氏は、「地域住民の安心・安全を守るためには、備品の整合性が求められる」と苦言を呈した。
これに対し、東川市長は、「不備があったことを認め、お詫び申し上げる。そして、今後の改善点についても早急に対応する」との姿勢を示した。
最後に、御所市新火葬場の整備事業についても議論され、こちらも原案通りに可決された。
市長は、この整備が市民にとって重要なサービス向上に寄与することを期待していることを強調した。
今回の定例会で可決された案件により、御所市の市政に大きな進展が見込まれる。