令和3年6月23日、御所市議会は定例会を開催し、数件の重要案件が可決された。
この日の主要な議題の一つは、令和3年度御所市一般会計補正予算(第3号)であった。提出した東川裕市長は、
「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた低所得の子育て世帯への給付金を計上している」と述べた。具体的には、児童1人当たり5万円の特別給付金を支給する。
また、生活困窮者への自立支援金も新たに設け、生活支援を強化する方針を示した。この補正によって、一般会計予算は164億2,921万7,000円に達した。
同日、動産の買入れについても議論された。こちらも東川市長からの説明があり、
「遠隔会議用のカメラつきパソコン購入のための議決を求める」とした。これは新型コロナウイルス対策の一環として、議会運営を円滑に進める目的であると強調した。
さらに、議会議案第4号として、新たに提出された「再審法(刑事訴訟法の再審規定)」の改正に対する意見書も可決された。川本雅樹議員が提案し、その内容は無実の人を保護するための証拠開示制度と検察官の上訴制限を求めるものであった。多くの議員から賛同が寄せられ、迅速な検討が期待されている。
議長の南満氏は「今回の会議で議論された案件は、市政執行にしっかりと反映してほしい」と締めくくり、会議を終了した。この定例会では市政の発展に向けた重要な決定が行われ、議員たちの協力を感謝した。