令和4年9月議会が開かれる中、市長の荻原健司氏は財政運営に関する提言を行った。
特に令和3年度決算において、実質収支が40億円の黒字を確保したことを強調し、
「コロナ禍や自然災害による財政需要へ対応する中、新型コロナ対策が功を奏した」と述べた。
しかし、今後の財政見通しには厳しい状況を予測しているという。人口減少や
社会保障費の増加が予想される中、今後も持続可能な財政運営が求められる。
「引き続き新産業の創出や行政DXの推進を進めていきたい」とのコメントもあった。
また、放課後子ども総合プラン事業の拡充についても言及し、新たな支援体制について
「子供たちの夢を応援するまち、長野」を目指し、来月の長野市社会福祉審議会に
おいて具体的な支援策を検討することを示唆した。
さらに、善光寺御開帳後の観光誘客について、794万人の�観光客が訪れ、
約1,095億円もの経済波及効果があったことが報告された。市は今後、
「旅行スタイルの変化に対応した観光戦略を検討している」と述べた。
市としても、長町バスターミナルからのアクセス強化や、道路整備が及ぼす
インパクトに注目し、交通アクセス面でも施策を講じていく考えを示した。