軽井沢町の令和5年第2回議会定例会は、2023年9月21日に行われた。
この日行われた議会では、様々な議案が審議されたが、特に軽井沢町国民健康保険軽井沢病院事業会計の歳入歳出決算認定に関する訂正が注目を集めた。この件に関して、市村和則病院事務長は、 "決算書に誤りがあったため訂正を行う必要が生じた" と説明し、修正内容が報告された。参加者からは、議案の承認を求める声があがり、異議なく許可された。
議案第44号と第45号、軽井沢町営駐車場管理事務所会議室使用に関する条例の廃止及び令和5年度町単町営旧軽井沢駐車場等解体工事請負契約についても流れに沿って審議され、押金洋仁総務常任委員長が "原案可決" の報告を行った。議員からの質疑はなく、審議もスムーズに進行した。
また、軽井沢町犯罪被害者等支援条例の制定や軽井沢町児童発達支援センター条例の制定についても原案可決となり、市村守議員が支援体制の強化を願う発言を行った。上原章生副町長は、この新たな条例が地域におけるサポートを拡充させると強調した。
加えて、議案第54号及び第55号では、令和4年度軽井沢町水道事業会計の利益処分と歳入歳出決算認定についてが扱われ、横須賀桃子予算決算常任委員長が "これまでの財政運営が適正であった" との見解を示した。
最終的に、令和5年度軽井沢町一般会計補正予算の第6号及び第7号も可決され、補正が承認されたことを受けて町民へのサービス向上が期待されている。
さらに、健康保険証に関する陳情や、教育委員会委員の任命について、議会内での意見交換も活発に行われ、町民の利益につながるような前向きな議論が展開された。特に、佐藤幹夫社会常任委員長が提案した「健康保険証の存続を求める意見書」については、強い賛意が集まり、最終的には賛成多数で可決される結果となった。