令和5年6月16日、石巻市議会の第2回定例会が行われ、重要な議題が多く取り上げられた。
会議では、一般質問が中心に行われ、特に教育や福祉における現状と課題に関して議論が展開された。一般質問において、櫻田誠子議員は共生社会の実現に向けた高齢者福祉の問題を提起した。高齢者福祉について、基盤整備が急務であり、特に認知症への対応を強化する必要があると指摘し、地域社会における孤立を防ぐため、さまざまな施策を求める声が上がった。本市の高齢者認定者数が新型コロナウイルスの影響で増加している中、櫻田氏は、補聴器購入助成や介護サービスの充実が不可欠だと述べた。
また、教育に関する質問も多く、特に石巻市における体力向上策については、心身の健康が今後の小学生や中学生に与える影響が懸念されている。渡辺拓朗議員は、子どもたちの体力向上を目指した施策を提案し、地域の協力を求めた。
さらに、森林環境譲与税にかかる議案も審議され、森林整備の促進に向けた譲与基準の見直しを求める意見書が採択された。これにより、持続可能な森林管理を行うための方策が講じられることが期待される。
議会の閉会に際して、今後の行財政改革推進プランの進展が重要視され、市の財政健全化に向けた取り組みのさらなる強化が求められた。これらの取り組みを通じて、市民の生活を支える施策が実施されることが期待される。