令和元年舞鶴市議会12月定例会が11月28日に開催された。
市長の多々見良三氏が冒頭で台風19号や豪雨による被害について触れ、被災者への哀悼とお見舞いの意を表した。その後、議会は順調に進行し、いくつかの議案と報告が行われた。
特に注目を集めたのは原子力防災・安全等特別委員会の中間報告である。委員長の眞下隆史氏は、委員会の設置経緯や活動内容を詳細に報告した。また、これまでの調査結果として、高浜発電所の安全性向上対策工事の進捗や、現地視察の様子が紹介された。
眞下氏は「市民の安全・安心確保に向け、原子力防災と安全性について引き続き調査研究を行う必要がある」と強調し、委員会の今後の活動の重要性が再確認された。質疑応答の場は設けられたが、発言する者は現れなかった。
続いて、副議長の谷川眞司議員の辞職が正式に許可され、新たな副議長として鯛慶一議員が選出された。鯛議員は当選の挨拶で、「議会機能の充実を目指し全力を尽くします」と述べた。谷川前副議長は振り返りとして、議会の活性化に向けた取り組みを継続したい意向を示し、感謝の意を表明した。
また、議案の審議では、第56号議案として監査委員の選任が提案され、伊藤清美氏が選任されることに同意が得られた。さらに、令和元年度一般会計補正予算が説明され、災害復旧やマイナンバーカードの交付促進に向けた予算が継続して充実することが期待されている。
このように、議会全体が市民の生活や安全に寄与する形で進行しており、今後も市議会が中心となって地域の発展に寄与し続けることが期待される。