舞鶴市議会は令和元年12月11日の会議で、市の様々な取り組みについて議論した。
最初に川口孝文議員がごみ収集の対応状況について質問した。
環境省や厚生労働省が進めるプラスチック削減に向けた動きに関連して、市民のごみ分別の理解が進んでいるかが問われた。市民文化環境部長の西嶋久勝氏の説明によると、4月から新体制で始まったごみ収集においては約8カ月で適正な排出が進んでいるとのこと。特に可燃ごみの取り残しが10分の1に減少したと強調された。
次に、防災訓練については、川口議員が10月27日に実施された舞鶴総合防災訓練の成果と課題を尋ねた。
市長公室長の川端常太氏によれば、参加機関の連携が強化された一方、見学者に対しての周知が不足した点を反省した。次回はより多くの市民を巻き込んだ訓練が行われる予定だ。
最後に、民生児童委員の充足状況についても川口議員が質した。福祉部長の藤澤努氏は、現在10名の欠員があると説明したが、地域活動の希薄化が影響しているとの指摘もあり、今後の取り組みが求められる。全体として、次代を担う子供たちの為に、地域住民が一体となりサポートを続けていく重要性が再確認された。
この議会での議論を通じ、舞鶴市の地域社会が抱えるさまざまな問題に対して、市がどのように取り組んでいくかが焦点となった。市民とのコミュニケーションが一層大切であるとの意見が多く聞かれたことが印象的であった。今後も住民の理解と協力を得るための施策を進めていくことが期待される。